こんにちは、kenです。
FXを長くしていると、様々な法則やパターンを見つけることができると思います。
私も、こうなったらこうするというパターンをいくつか持っていて、実際の値動きを見つつそれに対応した方法で臨機応変にトレードしています。
こうしたパターンを多く知っていればいるほど有利になるのは事実ですが、実はそれ以上に重要な法則のような物が存在します。
一般的にチャートパターンのような物は非常に重要だと考えられていますが、私はそれ以上にFXの値動きには重要な法則、原則があると思うのです。
今回は、そんな相場の原理原則というか法則というか、基本的な値動きの傾向について知っておいてほしいのでそれについて書いてみたいと思います。
少し長くなるかもしれませんが、相場を見る上で非常に重要なことなのでじっくり書きたいと思います。
FXの相場の動き方の原則部分!特徴や法則について
FXの値動き仕方ですが、特徴や法則があると思います。
もちろん全ての場合に当てはまるわけではありませんが、原則こうなる可能性が高いというパターンのようなものがあり、これを知っておくことは非常に重要。
普段のトレードは、その原則に沿って行うわけですからね。
まずはその部分についてお話ししていきます。
トレンドは継続する
まず大前提なのですが、FXでトレードする際に相場を見るときは、トレンドは継続するというのを大前提に見ていきます。
これは色々なところで言われていることですね。
もちろん、小さな足ではレンジになるだろうとか、あんまり伸びないかもなんてことはあって、上の足に時間足を上げていけば、どこかの足ではトレンドは継続するというのを前提に見てそっちの方向に仕掛ける方が有利というスタンスを常にとっています。
トレンドは継続するといってもどう見れば良いのか分からないという人もいるかと思います。
見るべき点は1つ、高安値の関係です。
トレンドの継続は高安値を見ていく
トレンドの継続を見て行くには、単純に高安値を見ていけばオッケーです。
こんな感じで、赤丸の所に今のレートがあるとします。
こうなれば単純に考えるべきは、もう一度高値を試しに行く可能性が高いということ。
こうした高安値が切り上がっているような場合は、常に次も高値を超えていくということを前提にして仕掛けます。
なのでこの場合、ロングでしかけて、直近高値を抜けたら利確というプランがベストだと思います。
これが非常に重要。
ここでそろそろ転換するかもしれないからショートを・・・なんて考えては駄目。
明確に下落トレンドになるまでは買いで攻めるという姿勢で良いと思います。
高値を更新している相場は、また高値を更新しようとするし、安値を更新している相場はまた安値を更新しようとする力を使って、トレードを仕掛けていくという印象です。
これが値動きの基本的なパターンであり、法則とも言える部分でですね。
実際の相場でのトレンドの判断
これがもう全ての基本で、あらゆる所をこの見方で見ていくのですが、実際の相場では判断の難しいところも多々あります。
そこで例を出して説明してみます。
いわゆるトレンドの目線の方向というか、どっちに仕掛けるかトレンドの方向を把握する際の見方です。
緑の矢印の部分は売り目線、赤い矢印の部分は買い目線で私が見る部分。
最初の緑の矢印3つの部分ですが。最初に1個は当然売りだとしても2個目3個目の矢印は安値も切り上がり判断が難しいところ。
ただ、私は明確に上昇とトレンドに転換しない限り、売りで見るので、このあたりは全て上に来たら売りという方針です。
その次の3つの緑の矢印も同じようなパターンとなっていますが、明確に上昇だと判断できるまで私は売ります。
これがとにかく重要。
はっきり転換したと分かるまでは、トレンドは継続しているという前提で仕掛けるわけです。
そして赤い矢印になったのは明らかに高値も切り上げ安値も切り上げたところ。
さすがにここまでしっかり上昇し、高値も安値も切り上げれば上昇トレンドになったと判断します。
なので、1個目の赤い矢印はまた上を試しに行くかな?とみてロングで仕掛けるのです。
ここからは、また明らかに下降トレンドに転換するまではずっと買い目線で見ています。
落ちてきたら買うというのが基本。
最後の転換するところは当然負けるんですが、それは仕方がないです。
そして最後の2つの緑の矢印は、私の中では明らかに下落トレンド転換したなと判断できる部分で、ショートを狙います。
こんな感じで、明確にトレンド転換するまでは、トレンドは継続していると仮定してそっちの方向にポジションを持つ、これを常に考えておくと相場の見方、目線がある程度固定できて分かりやすく見えると思います。
相場は常に高値や安値を更新しに行く
こうした上昇している時は高値を更新しに行く、下落しているときは安値を更新しに行くという動き、これが相場の動きの原則、最も重要なパターンだと思います。
これさえ見ておけば、次に相場がどう動きたいのか分かるわけです。
もちろん、だからといって全ての局面が当てはまるわけではありません。
転換するときは当然高値更新や安値更新をしなくなるわけですからね。
それにレンジも同じように高値更新や安値更新はしません。
しかし、原則的にはこうした動きになるということをしっかり頭に入れて相場を見るようにしてください。
そしてこれは一つの時間足だけを見てもダメです。
複数の時間足、特に私は日足が重要だと思いますが、どの足のどの局面にも当てはまることなので、複数の時間をを総合してみるというのも重要かと思います。
高安値で相場を見るのはすごく重要
もちろんトレンドの把握方法には移動平均線とか、テクニカル分析を使う方法もあります。
しかし、私はこの高安値の関係で見ていくことこそ最もベストな方法だと思いますし、多くの人が見ている相場の見方だと思います。
多くの人が見ているということは、それだけ意識されるということだし、相場の動きを通じて、世界のトレーダーの意識や心理状態を知ることもできます。
これが非常に重要で、相場を見るときは常に自分がどう見えるかではなく、他人がどう見ているかを意識して欲しいのです。
これができないと相場では勝てないと思います。
そして、それを見るためには、この多くの人が見ている高安値でのトレンドの認識が必須だと思うのです。
FXでは様々なチャートパターンと呼ばれるものがありますが、それだってこの高安値の関係から全てできているもので、チャートパターンを覚えなくてもこの高安値に関する原則部分だけ覚えていればどうにでもなります。
むしろ、私はチャートパターンやチャートフォーションと言われるようなもの、ダブルトップや三尊などですね。
これは真剣に覚えなくても良いとさえ思っていたりします。
もちろん勉強しておくことはトレードの役に立ちますが、それよりもこの高安値を巡る動きの原則を通して、他の人の相場の見方を知るということの方が重要じゃないかと思うのです。
結局、こういういわゆるダブルトップも、高安値の関係で見ていくことができるわけです。
赤い矢印で高値更新を想定して買いが入るものの、実際高値を更新せずに落ちてきたわけです。
また同じラインあたりから買いが入ってる形跡もありますが、結局は高値を超えられず下落。
高値も安値も切り下げた所から下落が始まっているワケですね。
チャートパターンとしてみればダブルトップができてネックラインができて、ネックラインを割れたから下落したとも見えますが、単純に高安値の関係でこれを見ることもできるし、その方が私は相場の原則が理解出来ると思うのです。
FXの値動きは時間経過の横軸と価格の縦軸しかありません。
そして横軸は時間と共にいつでも同じように経過していくもの、見るべきは縦軸の上下の動きです。
そしてその上下の動きを一番分かりやすく見ることができるのが、高値と安値だと思うのです。
高値と安値なんて見てはいてもそれほど重要に考えていない人もいると思いますが、私はこの高安値の関係こそ、相場を見る上で一番重要な原理原則分だと思います。
以上、FXの値動きには法則が存在するというお話しでした。
高値を更新しているときは高値更新を狙ってくる、下落はその逆というのが相場の法則だと私は思っていますし、これを利用することは相場で勝つには絶対に必要なことだと思います。
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